【社会人準備】MOS Excel Expertに独学で合格!試験内容や勉強法まとめ

ようこそ♪ささぽんのExcel教室へ。
今回はいつものExcelマクロ解説から少し離れて、「学生時代にMOS Excel Expertに独学で合格した体験談」をお届けします!
私は普段、Excelで業務効率化をサポートするマクロツールを作ったり、「マクロって楽しい!」をテーマに情報発信をしたりしていますが、実は大学4年生のときに、Microsoft公式資格『MOS Excel Expert』に挑戦&合格しました。
- Excelは高校から使用経験あり
- 大学のサークル活動でもExcelは活用していた
- 基本操作はできたけど、関数や応用には自信がない
そんな状態から、「どうせなら社会人になる前にスキルを形にしておきたい!」と思い立ち、背伸びをしてExpertレベルから挑戦してみました。
この記事では、実際に使った教材や勉強方法、試験当日の様子まで、リアルにお届けします!

この記事は以下のような方におすすめです!
・MOS Excel Expertに興味がある方
・独学で資格に挑戦してみたい方
・社会人になる前に受ける資格を探している方
読んだあとに少しでも、「私も勉強してみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。
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目次
1. MOS Excel Expertとは?
■︎MOS(Microsoft Office Specialist)とは?
■MOS Excel Expertとは?
■試験形式(2025年6月時点)
■出題範囲(2025年6月時点)
1. MOS Excel Expertとは?
Excelスキルを証明する資格はいくつかありますが、その中でも特に実務寄りで「使える」スキルが問われるのが、Microsoft公式のMOS(Microsoft Office Specialist)資格です。
この章では、MOS自体やMOSの中でも「Excel Expert」がどんな資格なのかをご紹介していきます!
なお、試験に関する最新情報については必ずMicrosoft Office Specialistの公式HPをご確認ください。
■︎MOS(Microsoft Office Specialist)とは?
MOS(モス)とは、「Microsoft Office Specialist」の略で、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを証明できる国際資格です。
試験はパソコンを使った実技形式で行われ、各ソフトごとに試験科目があります。
それぞれのソフトごとに「一般レベル(Specialist)」と「上級レベル(Expert)」の2つが設定されており、Excelについても「Excel(一般)」と「Excel Expert(上級)」の2種類があります。
MOSでは「知識があるか」ではなく「実際に操作できるか」が問われます。
たとえばExcel試験では、セルや関数を使って課題を完成させるような形式で出題されます。
また、学歴や年齢を問わず誰でも受験できて、全国の会場で随時受験可能です。
「就活を控えた学生」や「業務スキルを可視化したい社会人」「スキルアップを目指す転職者」など、幅広い層に支持されています!
■MOS Excel Expertとは?
MOS Excelの中でも上位に位置づけられているのが「Excel Expert」です。基本操作に加えて、実務レベルの応用機能を扱えるかが問われる試験です。
私は最初、「Expertって難しそう…」と構えていました。
しかし、大学でExcelに触れる機会が多かったこともあり、書店で参考書を立ち読みしたときに「少し勉強すれば手が届きそう!」と思えたので受験を決意しました。
■試験形式(2025年6月時点)
- 試験形式:CBT
全国の会場を予約してパソコンで受験する形式です。
決まった試験日などはなく自分の都合に合わせて予約ができるので、気軽に受けられます! - 試験時間:50分
- 出題形式:実技操作式
画面上で実際にExcelを操作して解答します。 - 合格基準:非公開
550点~850点が目安(1000点満点) - 受験料:12,980円(学割価格:9,680円)
■出題範囲(2025年6月時点)
MOS Excel Expertでは、実務でよく使われる応用機能が幅広く問われます。
出題範囲は以下のような内容です:
- IF関数、COUNTIFS、VLOOKUPなどの応用関数
- ピボットテーブル/ピボットグラフの作成と編集
- 条件付き書式や入力規則などのデータ管理機能
- 複数シートにまたがるデータ操作
- ブックの保護、共同編集などのファイル管理操作
このように、
「聞いたことあるけど使いこなせてはいない」ような機能を、一通り学ぶことができます。
MOS対策教材では、これらの機能を網羅的にカバーしているため、自然と操作スキルが身につく構成になっています。
2.私がMOS Excel Expertに挑戦した理由
大学4年の春、就職先が決まったのをきっかけに「社会人になるまでに出来ることはやっておきたい」という気持ちが芽生えました。
そこで気になったのが、社会人の基礎スキルといえるExcelスキルでした。
■Excelスキルを確かなものにしたかった
一番のきっかけは、「応用関数やピボットなど、知っているけど使いこなせていない機能を理解し、使いこなしたい」と感じたことです。
大学では、数値をまとめたり簡単なグラフを作ったりする場面はあったものの、応用関数やピボットテーブルなどの機能にはほとんど触れていませんでした。
応用関数やピボット機能知識の存在や使い方を知識としては持っていても、実務的なユースケースに触れる機会がありませんでした。
だからこそ、「社会人になる前に、業務を想定した流れでExcelスキルを学び直したい」と思うようになりました。
MOSの試験なら、そうした実務を模した問題が出てくるので、知識だけが育つのではなく「使いこなす力」が身につくと期待していたのです。
■Excelスキルを証明したかった
Excelをもっと使いこなせるようになりたい、という気持ちと同時にあったのが、「スキルを証明できる形にしておきたい」という思いです。
私はもともと文系の大学生で、IT系の資格にもそれほど詳しくなかったのですが、「Excelが使える」と言ってもどのくらい使えるのかを言語化して伝えるのが難しいと感じていました。
社会人になると持っているスキルで周りからの信頼や仕事の幅に影響すると思い、明確な基準でスキルを示せる資格を取っておこうという考えから辿り着いたのがこの資格でした。
■Expertレベルが適切だと感じた
MOSには「一般レベル(Specialist)」と「上級レベル(Expert)」の2種類がありますが、私は最初からExpertを選びました。
理由としては、Excelの基本操作には慣れていたためです。
高校や大学の授業、サークル活動などで、表作成や四則演算、簡単なグラフ作成はよく使っていたので、一般レベルの内容は自然と身についていました。
実際に書店で参考書を手に取って中身を確認してみたところ、「Expertレベルなら少し勉強すれば届きそう」という印象であったのも大きな決め手です。
また、MOSの受験料は決して安くありません。
「いずれExpertも受けるなら、最初から挑戦しておいたほうが効率的」という現実的な判断もあって、思い切ってExpertに決めました。
3. 独学でも安心!おすすめ教材と勉強法
MOS Excel Expertは実技試験ということもあり、独学で挑戦できるか不安に思う方も多いかもしれません。
でも実際は、自分のペースで進められる良質な教材がしっかり揃っていて、独学でも無理なく学習を進められました。
この章では、私が使って「これは本当に良かった!」と感じた教材や、勉強の進め方・モチベ維持のコツなど、実際の体験に基づいた勉強法をご紹介します!
■実際に使用したおすすめ教材
私が使ったのは、FOM出版の「MOS Excel Expert 対策テキスト&問題集(CD-ROM付き)」です。
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この教材を選んだ理由は、実践的で分かりやすいためです。
CDに入っているExcelファイルを使って、本の解説に沿って実際に操作しながら学習できる仕組みになっているので、ただ読むだけの教材とは理解の深さが全く違います。
説明も丁寧ですがくどくなく、内容が整理されていて読みやすい構成なのも魅力でした。
また、模擬試験がついていて、実際の試験形式にかなり近いのが最大の安心ポイントです。
操作手順や問題の流れに慣れることができ、本番でも戸惑うことなく対応できました。
市販の教材はいくつか比較しましたが、初学者〜中級者にとってFOM出版の教材はベストバランスだと感じます!
■勉強の進め方とスケジュール
私が勉強を始めたのは、大学4年の春です。就職先が決まって少し落ち着いたタイミングでした。
平日はサークル活動やアルバイトがあったので、主に土日などの休日にまとめて学習するスタイルで進めました。
使っていたFOM出版の教材は、章ごとに学習目安がはっきりしているため、「今日はこの章まで進めよう」「次回は模擬試験にチャレンジしよう」と自分で区切りをつけながら進められたのが良かったです。
全体の勉強期間は約1ヶ月ほどです。
集中して取り組んだ日は1回2〜3時間程度、時間がない日は30分だけ進めるなど、自分のペースを大切にしました。
試験日を先に決めてしまったわけではなく、「そろそろ仕上がってきたな」と感じてから受験を申し込んだので、プレッシャーなく取り組めたのも良かったです!
■モチベ維持のコツと気づき
独学での資格勉強は、途中で飽きてしまったり不安になったりすることもありますよね。
私も最初は「ちゃんと続けられるかな?」という心配がありました。
実際に始めてみると、実際にファイルを操作しながらの学習が思った以上に楽しくて、全く苦にならず進められました。
学習を進めるたびに「こういう機能もあるんだ!」という新しい発見があって、ゲームでレベルアップしていくような感覚もありました。
また、教材が章ごとに進捗を区切れる構成だったので、「ここまで終わった!」という達成感が得られるのもモチベーション維持に繋がりました。
そして何より、「これをやればちゃんと力になる」という安心感が大きかったです。
MOSは、ただの知識ではなく「実際に手を動かすスキル」を測る資格なので、知識をインプットするだけの暗記科目のようなつらさはありませんでした。
4. 受験当日の様子と試験の印象
教材での学習が一通り終わり、模擬試験でも安定して点が取れるようになった頃、ついに受験日を決めました。
MOSは全国の会場で随時受けられる形式なので、自分のスケジュールに合わせて気軽に受験できるのも魅力です。
この章では、実際の受験当日の様子や、試験の印象をご紹介します!
■︎試験当日の流れと会場の雰囲気
試験は、事前にオンラインで会場と日時を予約し、当日はその指定会場に直接行って受験する形式です。
私が受験したのは比較的大きめの会場で、他にもさまざまな試験が同時に行われているようでした。
当日は受付で本人確認書類を提示した後、係の方の案内に従って、仕切られたブースに案内されました。
その場で簡単な操作説明を受け、準備が整い次第、パソコン上で試験がスタートします。
試験はCBT(Computer Based Testing)形式で、画面に表示された指示に従い、Excelを使って各タスクを操作していく流れです。
持ち物は特になく、筆記用具や電卓も不要なので、身軽で大丈夫です。
周りの雰囲気に少し緊張はしましたが、試験中は静かで集中できる環境だったと感じました。
■試験の内容と操作の難易度
MOS Excel Expertの試験は、「◯◯の操作を行いってください」という明確な指示に従って、実際にExcelを操作する実技形式です。
たとえば、「IF関数を使って、この条件のときは“○○”、別の条件のときは“××”と表示させるような数式を入力してください」といった、実務を想定した問題が出題されました。
私は事前に模擬問題を繰り返し解いていたので、試験本番でも「これ、見たことある!」と感じる内容が多く、落ち着いて操作を進めることができました。
出題範囲は広く、応用関数やピボットテーブル、条件付き書式なども出ますが、いずれも操作の指示が丁寧なので、手順を理解していれば解ける問題が中心です。
実際に受けてみて、やはり知識があるだけでは足りず、「間違いなく操作ができるか」が試される試験だなという印象を持ちました。
繰り返し操作の練習をしていれば、決して難しい内容ではありません!
■勉強してよかったと感じたこと
受験を終えて一番に感じたのは、「やっておいてよかった!」という達成感と安心感でした。
特に印象に残っているのは、やはりピボットテーブルやIF関数まわりの理解が深まったことです。
存在自体は知っていても、「どんな場面で使えるのか」「どう組み合わせると便利なのか」までは曖昧でした。
インプットだけでなく、アウトプットと実践が伴う試験だったからこそ、本当に身についたという実感があります。
資格に受かったのは大学4年生の頃でしたが、社会人1年目の時に同期3人から「Excel教えて!」と頼まれ、ちょっとした講座を開いたこともありました。
そのとき「わかりやすい!」「それ知らなかった!」と反応をもらい、スキルがしっかり根づいた成果だと思っています。
5.まとめ: MOS Excel Expertを通じて得られたこと
MOS Excel Expertの試験勉強を通して得た一番の成果は、「知っている」から「使える」へのレベルアップです。
これまで何となく使っていた関数や機能について、「実際にどう使うか」「なぜその操作が必要か」を体系的に理解できたことで実務への活用の幅が広がりました。
ちなみにこの頃の私は、「マクロ?何それ、便利なの?」という感覚のままでした。笑
Excelの奥深さに気づくのは、このあともう少し経ってからのことです。
「Expert」という名前にひるまず、「少し背伸び」くらいの感覚で挑戦したことは、今振り返ってもすごく良い選択だったと思います。
これからExcelスキルを高めたい方や、自信をつけたい方にとっても、きっと価値のある一歩になるはずです!
興味を持ってくださった方は、ぜひ一度受けてみてください。
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