IT初心者でもOK!基本情報技術者試験に文系会社員が独学で合格した話

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ようこそ♪ささぽんのExcel教室へ。

今回はいつものマクロ解説とは違い、「基本情報技術者試験」に文系会社員の私が挑戦したことについてお話しします。

私は普段、Excelで業務効率化をサポートするマクロツールを作ったり、「マクロって楽しい!」をテーマに情報発信をしたりしていますが、実は最近、IT系の国家資格『基本情報技術者試験』に挑戦してみました!

  • 文系出身・非エンジニア
  • プログラミングも独学のみ
  • フルタイム勤務の社会人

そんな自分でも改めてITの基礎を学ぶ良い機会になったと感じています。この記事では基本情報技術者試験自体のことや合格までの体験について正直にお話していきます。

ささぽん

この記事は以下のような方におすすめです!
・基本情報技術者試験に興味があるけど、自分にできるか不安な方
・文系・非エンジニアだけどITスキルを高めたい方
・社会人からのスキルアップを考えている方

読んだあとに少しでも、「私も勉強してみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。

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目次

1.基本情報技術者試験とは?

■基本情報技術者試験とは

■試験形式と出題範囲(2025年5月時点)

2. 受験のきっかけ

■ ITスキルを「見える形」で証明したかった

■IT関連の基礎知識を身につけたかった

3.通勤×スマホで攻略!基本情報のリアルな学習法

■毎日少しずつ、隙間時間を活用

■電子書籍の活用

■苦手な単元と、続けるための工夫

4. 試験当日の振り返り

■知識問題に手応えなく不安だった科目A

■マクロ経験が活きた疑似言語中心の科目B

■わからない問題は「後回し」で時間配分に余裕を

5.基本情報技術者試験を受けて

■合格によって、ひとつ区切りがついた

■合格が与えてくれた前向きな変化

■受験を迷っている人に伝えたいこと

1.基本情報技術者試験とは?

■基本情報技術者試験とは

「基本情報技術者試験(通称:基本情報)」は、ITエンジニアだけでなく、これからITの基礎を身につけたい人にも広く推奨されている国家試験です。プログラミングやネットワーク、データベースなど、情報技術に関する幅広い基礎知識が問われます。

IT企業の従業員や企業のDX担当の方だけでなく、ITリテラシーを高めたいビジネスパーソンに人気の資格です。
私自身も「ITの基本を学びたい」「本業での業務理解を深めたい」「副業でのスキル証明となる資格を取得したい」という思いでこの試験に挑戦しました。

■試験形式と出題範囲(2025年5月時点)

基本情報技術者試験には知識問題中心の科目Aと、疑似言語等の思考問題中心の科目Bがあります。

<科目A>
試験時間:90分
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:60問

<科目B>
試験時間:100分
出題形式:多肢選択式
出題数:20問

どちらもCBT形式の試験で、科目Aと科目Bの間で10分間の休憩を取得することが出来ました。

詳細や最新情報についてはIPA 独立行政法人 情報処理推進機構のHPをご確認ください。

2. 受験のきっかけ

■ ITスキルを「見える形」で証明したかった

私が基本情報技術者試験に挑戦しようと思った一番の理由は、「キャリアや副業のために、自分のスキルを証明できる手段がほしい」と感じたことでした。もともとITパスポートは取得済みでしたが、次はもう少し難易度が高く、やりがいのある資格にもチャレンジしてみたいという気持ちが芽生えていました。

ちょうどその頃、副業でExcelマクロの開発を始めていたものの、なかなか案件が取れずに苦戦していた時期でもあります。実績だけでは差別化が難しいと感じていたなかで、基本情報技術者試験への合格によりITスキルに対する信頼度が上がるのではないかと考えました。

■IT関連の基礎知識を身につけたかった

もうひとつ大きかったのが、日々の業務を通じて感じていた「IT知識の土台の弱さ」でした。私は法律系の学部を卒業し、新卒で入ったのは金融機関であったため、ITの基礎知識を体系的に学ぶ機会はこれまでほとんどありませんでした。

自分でExcelマクロを組み業務効率化には取り組んでいても、無駄のない設計の方法や基本的なITの考え方等の本質的な部分について知識不足を感じていたのです。そのため、「今後のために基礎を体系的に学び直したい」という思いが芽生え、受験を決断しました。

余談ですが、最初に参考書を手に取ったときは想像以上の厚みに正直ひるみました。専門用語が次々と出てくる中で、「本当に自分に理解できるのか?」という不安もありました。
また、CBT方式でいつでも受けられるからこそ、本腰を入れて勉強を始めるまで時間を要したことを覚えています。

3.通勤×スマホで攻略!基本情報の勉強法

受験の決断はしたものの、次の課題は勉強時間の確保でした。フルタイム勤務の会社員の私のリアルな勉強方法をご紹介します。

■毎日少しずつ、隙間時間を活用

基本情報技術者試験の勉強を始めたときにまず意識したのは日々の生活にうまく勉強時間を組み込むことでした。平日は仕事があるのでまとまった時間は取りにくく、通勤中の電車内や昼休み、寝る前の時間を活用する形がメインでした。

学習の中心は、スマホアプリの「いちばんやさしい 基本情報技術者」。解説がわかりやすくUIもシンプルなので、朝の移動時間や寝る前に軽く問題演習、というスタイルで継続しやすかったです。

■電子書籍の活用

もうひとつ使っていたのが、「かやのき先生の基本情報技術者教室」という参考書です。図解や例えが多く、文系出身の私にも読みやすい構成でとても助かりました。

最初は紙の本で勉強していたのですが、持ち運ぶにはかさばってしまったため、途中からKindleで購入しなおしました。スマホやですぐ読めるようになってからは、「隙間時間で読む習慣」がぐっと定着しやすくなったと思います。

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■苦手な単元と、続けるための工夫

特に苦戦したのは専門用語の暗記と、2進数や16進数の計算の単元でした。簡単な計算は高校数学でも習っていたためできたのですが、符号を2進数で表す「補数」という表現や「浮動小数点」という考え方については普段の業務・副業で触れることがないため馴染みにくかったです。

そういった苦手な単元こそ毎日の積み重ねで演習を繰り返すことで、理解度が深まったように感じています。

また、勉強を継続するために、自分なりにモチベーションの保ち方も工夫していました。

  • 同じく資格を目指している友人と励まし合う
  • 試験が終わったあとの「ご褒美」として楽しい予定を入れておく
  • 上司・両親・友人に「試験受ける」と宣言して、自然とプレッシャーをかける

特に、「周りに言ってしまったからには、やるしかない」という状況は、私にとってかなり効果的でした。

4. 試験当日の振り返り

隙間時間の積み重ねで迎えた当日。記録もかねて、当時の行動や感じたことをお伝えします!

当日は、試験会場に向かう電車の中で、間違えたことのある問題を中心にひたすら見直していました。この時点で完璧に仕上がっていたとは言えませんが、「今できることをやるしかない」と思いながら、落ち着いた気持ちで本番に臨むことができました。

■知識問題に手応えなく不安だった科目A

最初に行われた科目Aは、時間にはかなり余裕がありました。見直しを含めても慌てる場面はなく、落ち着いて解き進められたという印象です。

ただ、出題される問題の中には、「この言葉、よく見るけど何だっけ…?」と迷うものが多く、特に用語の意味を問う問題にはまったく自信が持てませんでした。なんとなく参考書を読んだだけでは通用しないな…と、試験中にも感じる場面が何度かあり、正直、手応えはあまりないまま終了したというのが本音です。

■マクロ経験が活きた疑似言語中心の科目B

一方で、科目Bは疑似言語の問題が中心でした。疑似言語は普段からVBAに触れている自分にとって得意な分野で、「これはいけるかも」という感覚を持って取り組むことができました。条件分岐や繰り返し処理といった構造が、VBAと似ている言語で書かれているような問題が多く、マクロ経験がそのまま活きているような実感がありました。

■わからない問題は「後回し」で時間配分に余裕を

当日の試験では、時間の使い方を工夫しました。私は最初にざっと全体を見て、「時間がかかりそう」「自信がない」と感じた問題は一度スキップしたうえで、後から戻って時間をかけて解く、というスタイルをとりました。結果的に、全体を通して時間を気にすることなく、落ち着いて取り組むことができたと思います。

5.基本情報技術者試験を受けて

■合格によって、ひとつ区切りがついた

基本情報技術者は、試験が終わると画面にスコアが表示される仕組みになっています。ただし、「合格」や「不合格」の記載はなく、科目A・Bともに600点以上を取れていれば合格と判断できます。試験終了後スコア画面を見てどちらも600点を超えていることがわかったとき、ひとまず目標をクリアできたことに胸をなでおろしました。

受験までの期間、少しずつ学習を続けてきたことが無駄ではなかったと確認できた瞬間でもあり、周りにも宣言して自分にプレッシャーをかけていた状態であったため、一区切りついて安心したことを覚えています。

■合格が与えてくれた前向きな変化

今回の合格をきっかけに、これまで距離を置いていた分野にも、少しずつ手を伸ばしてみようという気持ちが生まれ、
副業や仕事、そして勉強に対する姿勢も、以前より前向きになったと感じています。

例えば、「次は応用情報にも挑戦してみたい」と思えるようになりました。ブログで宣言することでまた自分にプレッシャーを与えることになるのですが、2025年10月の試験に挑戦しようと考えているところです。

また、副業のプロフィール欄にも「基本情報技術者試験 合格」の一文を追加しました。それによって依頼が急増したというわけではないものの、知識の裏付けとして一定の信頼感につながっていると実感しています。
勤務先でも「今後はシステム関連の知識を深めていきたい」と人事に話す際、資格を取得したことで思い描いているキャリアの説明に説得力が増したと感じています。

■受験を迷っている人に伝えたいこと

もし、基本情報技術者試験に興味はあるけど迷っているという方がいたら、まずはITパスポートからスタートするのがおすすめです。基礎から丁寧に学べるので、ITパスポートに合格したうえで基本情報技術者試験の勉強を始めるとスムーズです。

また、私の経験でもお伝えした通り、Excelマクロの経験があると科目B(疑似言語)の理解につながる部分があると考えています。私自身、マクロの経験があったことで、科目Bの勉強にはほとんど時間を割くことなく合格することができました。

このブログでは引き続きExcelマクロの基礎から応用まで、「マクロって楽しい」をテーマに発信していきますので、
自分のペースで少しずつステップを進めていきたい方の参考になれば嬉しいです。

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