Excelマクロ作成がAIで簡単に!初心者向けの「VBA開発ツール」

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ようこそ♪ささぽんのツール集へ。

記念すべき第1回は、「VBA開発ツール」をご紹介します!

これは、ChatGPTなどのAIにマクロをお願いしたいときに、フォームに沿って入力するだけで、ぴったりな指示文(プロンプト)を自動で作ってくれるExcelツールです。

ささぽん

この記事は以下のような方におすすめです!
・マクロを使いたいけど、どう書いたらいいか分からない方
・AIを活用したいけど、うまく使えるか不安な方  

・VBAを勉強しながら、実用的なコードも見てみたい方

この「ツール集」シリーズでは、これまでに開発してきた便利なVBAツールたちを、少しずつご紹介していきます。
自分自身の業務のために作ったものから、ご依頼で作成したツールまで、実際に使えるものばかりです!

「どんなことができるの?」「この処理、どう組めばいいの?」
という疑問を、実例を通じて解決していくことが目標です♪

マクロの活用イメージを広げながら、便利な仕組みを一緒に学び、作っていきましょう

目次

1.「VBA開発ツール」の特徴

■AIに伝わりやすい「プロンプト」を、フォーム入力だけで自動生成!

■ノーコードで誰でも使える!初心者にやさしい設計

■得意なこと・不得意なこと:AIを使ううえでの注意点

2.選べる5つのフォームで用途にぴったり対応

■フォーム①:単票型フォーム転記

■フォーム②:一覧データ抽出・整形

■フォーム③:外部ファイルの読込・統合

■フォーム④:帳票PDF出力

■フォーム⑤:自由記述

3.「VBA開発ツール」を使ったツール開発ステップ

■プロンプト作成までの5ステップ

4.VBA開発ツールのここがすごい!特徴とおすすめの使い方

■初心者にぴったり!ノーコードで始めるマクロ開発

■マクロを勉強中の方にも!実践型ツールとしての魅力

■こんな場面で使ってほしい!活用アイデア

5.VBA開発ツールで使っているコードの紹介

■必要項目の入力チェック!「バリデーション」構文

■項目の有無によって出力を分岐させる(If文の活用)

6.まとめ

■ノーコードで始めるマクロ開発支援ツール

■このツールをおすすめしたい方!

■今後もレベルアップ予定!VBA開発ツールの購入方法

1.「VBA開発ツール」の特徴

「マクロは使いたいけど、プログラミングはできない…」

そんな方でも、AIを活用すれば、もっと気軽にマクロを開発できる時代がやってきました!

ただ、プログラミングの知識がないと、何をAIに伝えれば希望通りのコードを書いてもらえるのか分からないですよね。

そこで今回ご紹介するのが、そんな方のために開発した「VBA開発ツール」です!

このツールでは、AIに正確に指示を出すための「プロンプト」を、誰でも簡単に作ることができます

■AIに伝わりやすい「プロンプト」を、フォーム入力だけで自動生成!

Excelで「こういうマクロがあればいいのに」と思ったことはありませんか?

でも、自分でコードを書くには知識が必要ですし、詳しい人に頼もうとしても、すぐに相談できる環境がないことも多いですよね。
そんなとき、生成AIを活用すれば、スキルがなくても簡単なマクロであれば作成できてしまいます!

この「VBA開発ツール」は、ChatGPTなどのAIにマクロを依頼するためのプロンプトを作成するツールです。

特に初心者の方でも安心して使えるよう、あらかじめ用意された枠組みに沿って、必要事項を入力・選択するだけで、プロンプトが完成する仕組みになっています。

ポイントは、「自分でコードを書く」のではなく、「AIにやってほしいことを正しく伝えること」に特化している点です。

あいまいな依頼ではAIは意図を正確に読み取れませんが、構造化されたプロンプトを使えば、生成されるコードの精度が一気に向上します。

このツールでは、たとえば次のようなことを入力していただきます:

  • どのシートからどこに転記したいか?
  • どんな条件でデータを抽出したいか?
  • 帳票はどんな形式・どこに保存したいか?

これらをフォームで選択・入力するだけで、AIにとってわかりやすい構成のプロンプトが自動生成される仕組みです!

プロンプト例(※実際の出力とは一部形式を変えています):

#依頼:
以下の要件に従ってデータを抽出・整形するマクロを作成してください  

#要件:
Sheet1のA列〜E列から、C列が「完了」となっている行のみを抽出し、Sheet2に転記してください

このように、誰でも簡単に「伝わるプロンプト」を作成できるのが、このツールの最大の魅力です。

マクロを勉強中の方でも、まずはこのツールを使ってAIとのやり取りやマクロのコードに慣れていくことができますよ!

■ノーコードで誰でも使える!初心者にやさしい設計

この「VBA開発ツール」は、マクロやVBAの知識がなくても使えるように設計されています。

一番の特徴は、「ノーコード」でプロンプトを作成できること。つまり、コードを1文字も書かずに、AIにマクロ作成を依頼できるということです。

プロンプトを作成するためのフォームの設計自体も、「初めて使う人でも迷わない」ように工夫しています。
例えば:

  • 想定される処理ごとに「型」が決まっており、それに沿った質問項目が用意されている
  • 定番のオプション追加は、チェックボックスで簡単に選べる
  • 備考欄も用意されており、特記事項や補足をプロンプトに盛り込むことができる

結果として、初心者の方でも必要項目を埋めていくだけで正確に・スムーズにAIに依頼する文章を作り上げることができます!

このように、「VBA開発ツール」は「誰でも使える」を本気で実現したノーコード設計です。

初めての方やAI活用に少し不安のある方にも、自信を持っておすすめできる仕上がりになっています!

■得意なこと・不得意なこと:AIを使ううえでの注意点

このツールを使えば、誰でも簡単に「伝わるプロンプト」を作ることができ、簡単なマクロを作成出来るようになります。

ただし、AIを活用する以上、AIが得意なことと不得意なことを理解したうえで使うことが大切です。

【AIが得意なこと】

  • 処理の流れがシンプルで、条件が明確に定義されている
  • データの構造が決まっており、例や意図がわかりやすい
  • やりたいことが「もしAならBをする」のように、ロジックで表現できるもの

例えば、「この一覧のうち“完了”だけを別シートに転記する」や、「この範囲をPDFで保存する」といった、定型処理やルールのある作業は、AIが得意とする分野です。

プロンプトも簡潔で済み、期待通りのコードが生成されやすくなります。

【AIが不得意なこと】

  • 条件があいまい、または多すぎて矛盾がある
  • データ構造が複雑で例示がない
  • 人間の判断や経験に依存する処理
    (例:「良さそうなデータ(主観)だけ残す」など)

このようなケースでは、プロンプトがどれだけ丁寧でも、AIがうまく意図を汲み取れなかったり、結果が不安定になったりすることがあります。

ツールのフォームに入力する時点で「やりたいことがうまく整理できない…」という場面も出てくるかもしれません。

そんな時は、作成されたプロンプトを元にしてAIと会話をし、自分の思い描いている仕様を言葉にする練習をしましょう。

【注意点】

出力されたコードについて、そのままコピペして終わりではなく、簡単なチェックや試行錯誤は必要です。

AIは万能ではありませんし、前提が異なれば、間違った動作になる可能性もあります。

  • 想定通りの動きをしているか?
  • 範囲や変数名が正しいか?
  • 複数パターンでテストをしても問題ないか?

などの最後の確認は、人の手で行うことが大切です。

このように、「VBA開発ツール」はマクロの経験がない方でも使える便利なツールです。

ただし、「作りたいツールを言葉にする力」は一定必要になりますので、使いながら鍛えていただければと思います!

2. 選べる5つのフォームで用途にぴったり対応

このツールには、マクロでやりたいことに応じた5つのプロンプト作成フォームが用意されています。

それぞれのフォームで入力する項目が変わるので、目的に合わせて最適な指示文が簡単に作れるようになっています!

■フォーム①:単票型フォーム転記

「この1行のデータを、別のシートに転記したい」
そんな場面にぴったりなのが、この「単票型フォーム転記」です。

たとえば、「申請フォームで入力した内容を、指定の管理シートに1行ずつ書き出したい」といったケースに対応できます。

このフォームでは、転記先のシート名・開始行・転記項目名(カンマ区切り)を入力するだけで、プロンプトが完成します!

ただし、実際にどこからデータを取得するのか、ループ処理を行うのか、 といった詳細仕様まではこのフォームだけでは記載されません

そこは生成されたプロンプトをたたき台に、AIとの会話の中で作りあげていただくことで、より使いやすいツールを作成していただく想定です。

■フォーム②:一覧データ抽出・整形

「完了したデータだけを抽出したい」
「必要な列だけを並べ替えて出力したい」
そんな「表データの整形処理」をAIに依頼するためのフォームです。

このフォームでは、抽出元のシート名・抽出範囲・抽出条件を入力することで、「どこから」「どんな条件で」データを取り出すかを明確に指定できます。

さらに、出力先のシート名や開始行、列の並び順も指定できるので、整った一覧表を作るためのプロンプトが簡単に生成可能です。

「B列が完了の行だけ」「A→D→Cの順に並べて」など、出力結果の細かい指定もできるのが特徴です。

備考欄も用意されているため、「この列の条件はこうしてほしい」などの補足もプロンプトに含められます。

■フォーム③:外部ファイルの読込・統合

「別のExcelファイルからデータを取り込みたい」
「複数のブックの内容を1つにまとめたい」
そんなときに使えるのが、この「他ファイル読込・統合」フォームです。

このフォームではまず、読み込み元ファイルのパス・シート名・対象範囲を指定します。

さらに、結合に使うキー列(例:A列)を入力することで、マスタと明細の突合や、データのマージ処理といった依頼も表現できます。

出力側についても、統合後の出力シート名・開始行を入力できるので、最終的な格納先の構成もしっかりと指示可能です。

補足事項は備考欄に記載できるので、「すでに出力済みデータに追記したい」「シートがなければ新規作成」などの細かい指示も伝えられます。

■フォーム④:帳票PDF出力

「請求書や見積書をPDFで自動出力したい」
そんな帳票処理の自動化をサポートするのがこのフォームです。

このフォームでは、まず対象となるシート名と出力範囲を入力することで、どの帳票を出力対象にするかを明確に指定できます。

次に、保存するPDFファイル名・保存先のフォルダパスを入力すれば、ファイルの出力先も自動で設定可能です!

さらに「PDF保存後の処理」として、「ファイルを開く/閉じる」「元ファイルを保存する」などの指示も備考欄で補足できます。

■フォーム⑤:自由記述

「処理が複雑で既存フォームではカバーしきれない」
「複数の処理を組み合わせたマクロをAIにお願いしたい」
そんなときに活躍するのが、この自由記述プロンプトフォームです。

このフォームでは、#役割、#依頼、#形式、#要件、#補足・注意点といった項目を自由に入力できるため、自分の言葉で状況や目的を伝えたいときにぴったりです。

例えば:

  • 「2つのファイルを読み込み、特定の列でマッチした行だけを新シートに出力」
  • 「月ごとのデータを集計し、PDF化して保存」

といったように、複数機能の組み合わせや、ツールっぽい処理フローも柔軟に指示が出せます!

これまで紹介した4つのフォームは目的別のテンプレートでしたが、この自由記述フォームはまさに「オリジナルのアイディアをそのままAIに伝えるための構造化フォーマット」です。

慣れてきた方や、応用的なマクロを作りたい方には特におすすめのフォームです!

このように、「VBA開発ツール」は用途ごとに最適なフォームが用意されているため、自分のやりたい処理にぴったり合ったプロンプトを、迷わずスムーズに作成することができます

3. 「VBA開発ツール」を使ったツール開発ステップ

この章では、「VBA開発ツール」の実際の使い方を、5つのステップに分けて説明します!

■プロンプト作成までの5ステップ

Step1:作りたいツールの種類を選ぶ

まずは、ツールを開いたシート内にある「プロンプト作成!」ボタンをクリックしましょう。

このボタンを押すことで、共通の入力フォームが立ち上がります。

共通フォームでは、まず「ツール種類選択」のプルダウンから、作成したいマクロの内容に合ったフォームを選びます。

選べるフォーム:

  • 単票型フォーム転記
  • 一覧データ抽出・整形
  • 他ファイル読込・統合
  • 帳票PDF出力
  • 自由記述

フォームを選ぶと、次に表示されるフォーム画面が切り替わり、必要な項目の入力画面に進みます。

この画面にはその他にも:

  • 目的欄:このマクロでやりたいことの概要を書きます
  • 補足・注意点欄:仕様上の補足やAIに伝えておきたいことを記述
  • 出力スタイルのオプション(罫線・ハイパーリンク・自動採番など)

といった、プロンプト作成の土台になる共通項目も含まれているため、なるべく丁寧に書くようにしましょう。

補足:「自動採番」について

「自動採番」のチェックボックスは、これは、各フォームで複数行にわたり入力した要件や手順のテキストに対して、自動で番号(1. 2. 3.…)を振ってくれる機能です。

例えば:

シート「顧客一覧」を読み込む  
A列に空欄がないか確認する  
データを「出力用」シートに転記する

備考欄で上記のように記入した際に、「自動採番」にチェックが入っていた場合、プロンプトでは以下のように出力されます。

1. シート「顧客一覧」を読み込む  
2. A列に空欄がないか確認する  
3. データを「出力用」シートに転記する

このように、番号付きで読みやすく整形されて出力されます。

チェックを外せば段落としてそのまま出力されるため、自然な文章で伝えたいときには外すようにしましょう。

入力内容や伝えたい相手(=AIの性質)に応じて、うまく使い分けてください!

Step2:フォームに必要事項を入力する

ツールの種類を選んで「次へ」を押すと、選択した処理に対応する専用フォームが表示されます。

ここでは、マクロの目的に応じて必要な情報をフォームに入力していきましょう。

2章でご紹介したように、たとえば一覧抽出フォームであれば、「抽出元シート名」「抽出範囲」「抽出条件」などの項目が用意されています。

それぞれの欄に入力することでAIへの依頼に必要な情報が揃うようになっているので、漏れなく記入するようにしましょう!

Step3:プロンプトを自動生成する

入力が終わったら、画面右下にある「依頼文を生成」ボタンをクリックしましょう!

すると、これまで入力した情報をもとに、AIに指示出しするためのプロンプトが自動で生成されます。

生成されたプロンプトは、「生成済みプロンプト」シートに出力され、後から見返したり再利用したりすることもできます。

このプロンプトは、#役割 / #依頼 / #要件 / #補足 などの構造が整った状態で出力されるので、ChatGPTなどのAIに伝わりやすい形に整っているのがポイントです。

プロンプトの一例(抜粋):

#依頼:
以下の条件に従って、PDF帳票を作成してください。

#要件:
Sheet1のA1:G30を出力範囲とし、ファイル名は「請求書_202406.pdf」としてください。

このような構文が一瞬で出力されるため、「どうプロンプトを書くか」で悩む時間を大幅に短縮できます!

Step4:プロンプトをコピーしてAIに貼り付ける

生成されたプロンプトは、「生成済みプロンプト」シートに一覧として出力されます。

あとは必要なプロンプトをコピーして、ChatGPTなどのAIに貼り付けるだけです。
そして貼り付けたら、あとはAIの返答を待つことで、VBAコードが生成されます!

もちろん、AIは万能ではないので、出力されたコードはきちんと読みながら確認・試行することが大切です。

「違うな…」と思ったら、プロンプトの一部だけを修正して再送信したり、AIからの質問に答えたりすることでより正確なコードを教えてもらえます。

このツールで生成されたプロンプトは、「AIに正しく伝えるための土台」としても活用できるので、やりとりのベースに使いながら、AIとの会話を重ねて仕上げていくのがおすすめです!

Step5:コードをVBEに貼り付けて動作確認!

AIから返ってきたコードは、コピーしてExcelのVBE(Visual Basic Editor)に貼り付ければ、すぐに実行できます。

実際の手順:

  1. Excelファイル上でAlt + F11 を押し、VBE を開く
  2. 任意のモジュールを追加する
  3. AIから出力されたコードを貼り付ける
  4. F5キーで実行!

マクロの追加・実行方法の詳細を知りたい方は以下の記事をご確認ください!

ただし、AIが作ったコードはすべての環境でそのまま動くとは限りません。

たとえば、こんなケースでは修正が必要になることもあります:

  • シート名やセル範囲が、自分のExcelファイルと一致していない
  • 保存先のパスが存在しない
  • データの形式が違っていて、意図通りに動かない

そんなときはAIにそのまま相談することで、エラーの原因や修正方法まで教えてくれます。

補足:エラーが出たときの対処方法(AI活用術)
  • エラー文をそのままコピーして「このエラーの原因は何ですか?」と聞く
  • 「エラーになったのはこのコードです」と一緒にコードを送る
  • スクリーンショットを貼り付けて「どこが間違ってますか?」と相談する(画像対応のAI限定)

コードは貼って終わりではなく、自分の環境で動かすための微調整と試行をして自分に合ったツールを作り上げましょう!

4. VBA開発ツールのここがすごい!特徴とおすすめの使い方

この章では、ツール開発者目線で「どんな場面で役立つのか」「どういう人にこそ使ってほしいか」等、リアルな活用シーンをまとめました。

■初心者にぴったり!ノーコードで始めるマクロ開発

このツールの一番の魅力は、「ノーコードでマクロ開発に挑戦できる」ことです。

マクロを使う=プログラミングが必要、というイメージが強いと思いますが、このツールを使えば、フォーム入力して出てきたプロンプトを元にAIがマクロのコードを書いてくれます。

入力項目も簡単!作りたいツールに合わせて必要な項目が予め整理されているので、考えるヒントをもらいながら進めることができます。

入力フォームイメージ

さらに、もし「送られたプロンプトの情報が足りない」とAIが判断した場合には、確認したい項目を質問してくれるので安心です。

作成されたプロンプトとChatGPTに送付した例

■マクロを勉強中の方にも!実践型ツールとしての魅力

「マクロを勉強しているけれど、自分の力でマクロを完成させるのは難しい…」

そんな方にとっても、この「VBA開発ツール」はとても心強い味方になります。
プロンプト作成のプロセスは、ただの入力作業ではなく、実際にマクロを考える力を鍛える実践型の学びになるためです。

「どこから転記して、どこに保存したいか」
「どんな条件で抽出したいか」
などを整理していくうちに、自然とマクロの構成を考える力論理的な思考が身につきます!

要件を伝えてAIが作成したマクロのコードからも新しい学びがあるはずです。

小さな成功体験を積みながら、一歩ずつマクロへの理解を深めていきましょう♪

■こんな場面で使ってほしい!活用アイデア

このツールは、特別なスキルがなくてもフォームにそって入力するだけでプロンプトが完成するので、個人や小規模チームの現場で特に役立つツールです。

例えば:

  • マクロ担当者がいない職場で、単純作業を自動化したいとき
  • 定型作業を整理したいけど、誰もコードが書けないとき
  • AIにマクロを作ってもらいたいけど、頼み方が分からないとき

「依頼文の型」が整っていることで、伝えるべき情報が網羅され、生成されるコードの品質も安定します。
他の人から依頼されてマクロを作るような方でも、依頼される際に聞くべきことをまとめるツールとして活用可能です。

このように、「マクロを書くツール」というよりは、「やりたいことをAIに伝えるための補助ツール」として、ご活用いただけるようになっております!

このように、「VBA開発ツール」は初心者の方にも、すでに勉強を始めている方にもおすすめです。

ツールとしての利便性はもちろんですが、それ以上に大きいのは「考え方」や「伝え方」の力が自然と身につく点です。

これからマクロを使っていきたい!という方にこそ、ぜひ使っていただけると嬉しいです!

5. VBA開発ツールで使っているコードの紹介

この章では、「VBA開発ツール」の裏側で実際に使っている、基本的なVBA構文をいくつかご紹介します。

マクロ勉強中の方が、「あの構文はこうやって使うのか…!」とイメージを持っていただくきっかけになると嬉しいです。

■必要項目の入力チェック!「バリデーション」構文

ツールを使っていると、「この項目は入力してください」と注意される場面がありますよね。
このチェック処理は「バリデーション」と呼ばれ、マクロを組む上でもとても大切な基本構文のひとつです。

実際にツール内で、以下のコードが書かれています:

If sourceSheet = "" Or outputSheet = "" Then
    MsgBox "すべての項目を入力してください。", vbExclamation
    Exit Sub
End If

これは、「入力欄が空だったら処理を止めて、警告メッセージを表示する」という流れになっています。

2行目に書かれている”vbExclamation”は、「びっくりマーク付きの警告アイコン」を表示するための指定です。
Excelのメッセージボックスで、注意を引きたいときに使います。

すべての項目を入力してください。

このような入力バリデーションは、実務でもよく使います。
例えば:

  • ファイル名が空だと保存できない
  • 日付が入力されていないと計算が進まない

といったケースですね。

このような「バリデーション(入力チェック)」は、単に空欄を防ぐだけではなく、操作者の意図しない操作を防ぐという大切な役割も担っています。

たとえば、出力先のシート名を間違えたり、必要な情報を入力しないままマクロを実行してしまうと、エラーになったり、意図しない場所にデータが出力されるリスクもあります。

そのため、バリデーションを適切に設けておくことで、「想定通りの使い方をしてもらえるように誘導する」ことができます。
これは業務でマクロを提供する際にもとても重要な考え方です。

今後、自分でマクロを作るときも、「利用者が迷わず、正しく使えるようにするためにはどんなチェックが必要か?」を意識してみましょう!

■項目の有無によって出力を分岐させる(If文の活用)

生成するプロンプトは、ユーザーが入力した情報をもとに自動で構築されますが、「入力があればその情報を反映し、空欄なら省略する」という柔軟な出力が求められる項目があります。

例えば、「出力時の列順」や「ヘッダーの有無」といった項目は、入力しないユーザーも想定されるため、常に出力される必要はありません。
このようなときに活用するのが、If文による条件分岐です。
例えば:

If outputOrder <> "" Then
    promptText = promptText & "4. 出力時の列順は次の通りとする:" & outputOrder & vbCrLf
End If

このコードでは、「outputOrder」に何かしらの文字列が入力されていれば、その情報をプロンプトに反映し、空欄であれば無視されるようになっています。

If文による条件分岐を活用することで、ユーザーの入力状況に応じた柔軟なプロンプト作成が可能になっています。

If文はマクロを学ぶ上で非常によく使う基本構文のひとつです。

「もっと詳しく知りたい!」「いろんな書き方を覚えたい!」という方は、こちらの記事もぜひ確認してください♪

6.まとめ

ここまで「VBA開発ツール」の特徴や活用方法をご紹介してきました。

この章では、あらためてこのツールがどんな使い方ができるかを整理し、どんな方に使っていただきたいかをまとめます!

■ノーコードで始めるマクロ開発支援ツール

「VBA開発ツール」は、プログラミング経験のない方でも、生成AIを使ってマクロ開発ができるよう設計した支援ツールです。

ツールの特徴:

  • コーディング不要のノーコード設計
    →プロンプト生成までをすべてフォーム操作で完結。Excelしか使ったことがない方でも安心です。
  • 実務でよく使われる処理に特化した構成
    →抽出、転記、PDF出力、データ統合など、職場での「あるある作業」に対応しています。
  • 伝えたいことを正しくAIに伝えるための「型」がある
    →必要な情報を選んで入力するだけで、分かりやすいプロンプト(指示文)を自動で組み立ててくれます。
  • AIとのやりとりに慣れ、マクロ思考も自然と身につく
    →「どこから」「なにを」「どうするか」を整理するプロセスを通じて、マクロ的な思考を身につけられます。

■このツールをおすすめしたい方!

「VBA開発ツール」は、ただの作業支援ツールではなく、「マクロを勉強したい方」や「勉強中の方」にもおすすめのツールです。

こんな方におすすめ:

  • マクロに興味があるけれど、コードは書けないという方
    → コーディング不要なので、まずはAIにお願いするところから始められます!
  • 業務の効率化を進めたいけど、どこから手をつけたらいいか迷っている方
    → よくある処理パターンに沿ってフォームが用意されているので、自分の業務に照らして作りやすいです。
  • マクロを学び始めたけれど、自力でコードを書くのはまだ不安な方
    → プロンプト作成の過程で、「要件をどう伝えるか」「どう動くか」を学べる実践の場として活用できます。
  • AIにマクロを作ってもらったけれど、うまく伝えられなかった経験がある方
    → 指示文の「型」があることで、伝える内容が整理され、AIとのやりとりがスムーズになります!

■今後もレベルアップ予定!VBA開発ツールの購入方法

ここまで読んでくださってありがとうございます。

「実際に使ってみたい!」「自分の業務にも取り入れられそう!」と感じてくださった方に向けて、「VBA開発ツール」の購入方法と、今後のアップデート予定をご紹介します。

①購入方法について

「VBA開発ツール」は、Excelのマクロブック(.xlsm形式)で提供しています。
操作に迷わないよう、簡単な使い方マニュアルも添付していますが、ご不明点があればいつでもご質問ください!

現在は ココナラ にて販売中です。

「ブログを見た」と言ってご連絡いただければ、特別価格でご案内しています!

まずは以下のココナラの出品ページよりご相談ください。

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ご購入後も、ご不明点があれば継続してサポートいたしますのでご安心ください!

②今後のアップデート予定

この「VBA開発ツール」は、現在も開発・改善を続けています。

今後は以下のようなアップデートを予定しています!

  • フォーム種類の追加
    →より多様なマクロに対応できるように拡充していきます!
  • エラー発生時のプロンプト支援
    →「どこでつまずいたか」をAIに伝えるためのテンプレート生成機能を検討中です。
  • 入力項目の見直し
    →より直感的で分かりやすい入力項目へ進化予定!

そのほか、ご利用いただいた方からのご意見・ご要望も積極的に取り入れていきますので、ぜひココナラにてお気軽にフィードバックいただけると嬉しいです。

③複雑なマクロの作成が必要な方へ

このツールは、初心者やマクロに不慣れな方向けに設計されていますが、業務内容によってはツールだけでは対応が難しい高度な処理も存在します。

「プロンプトで依頼してみたけど、うまくいかなかった…」
「もう少し複雑な要件で、自分では整理しきれない…」

そんなときは、マクロのプロにお任せください!

個別のご依頼として、マクロの設計・開発も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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