初心者からVBAエキスパート(ベーシック)に3ヶ月で合格した方法

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初心者でも3ヶ月で合格!VBAエキスパート資格の勉強記録

ようこそ♪ささぽんのExcel教室へ。

今回はいつものExcelマクロ解説から少し離れて、「社会人になってからVBAエキスパート(ベーシック)に独学で合格した体験談」をお届けします!

私は普段、「マクロって楽しい!」をテーマに情報発信をしつつ、業務効率化ツールの開発なども行っていますが、VBAを学び始めたのは社会人になってからでした。
きっかけは、社内のVBA講座に2日間参加したことです。
その後は実務や個人での練習を通じてVBAに触れながら、3か月後にVBAエキスパート(ベーシック)に独学で一発合格しました!

この資格に向けた勉強時間は、公式テキスト1冊を約5時間で一周しただけですが、それまでの実務経験も土台になっていたと思います。

この記事では、試験に向けた具体的な勉強法や教材、当日のようすまでをコンパクトにまとめてご紹介します!

ささぽん

この記事は以下のような方におすすめです!
・VBAエキスパート(ベーシック)の受験を検討している方
・実務や独学でVBAに触れ始めたばかりの方
・勉強時間が限られていて、効率よく合格を目指したい方

読んだあとに少しでも、「私も勉強してみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。

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感想(7件)

目次

1.VBAエキスパート(ベーシック)とは?

◼︎VBAエキスパートとは?

◼︎ベーシックとスタンダードの違い

◼︎試験形式(2025年7月時点)

◼︎出題範囲(2025年7月時点)

2.VBAエキスパート(ベーシック)に挑戦した理由

◼︎社内講座がVBAを学ぶきっかけになった

◼︎実務でコードの読みやすさを意識するようになった

◼︎副業で信頼を得るためにスキルを形にしておきたかった

3.試験までの勉強法とスケジュール

◼︎使用した教材と学習方法

◼︎学習期間とスケジュール感

◼︎模擬試験は使った方がいい?

4.試験当日の振り返り

◼︎試験会場と当日の流れ

◼︎試験問題の印象と難易度

1.VBAエキスパート(ベーシック)とは?

Excelスキルを証明する資格はいくつかありますが、その中でも「マクロやVBAが書ける」ことを客観的に示せるのが、VBAエキスパート資格です。

業務効率化や自動化に直結するスキルとして、特に現場で「使える力」が評価されやすいのが特徴です。
この章では、VBAエキスパート資格の概要やレベルの違い、試験形式や出題範囲についてご紹介していきます!

なお、試験に関する最新情報は必ずVBAエキスパートの公式サイトをご確認ください。

◼︎VBAエキスパートとは?

VBAエキスパートは、一般社団法人オデッセイコミュニケーションズが提供するVBAスキルの習得度を証明する資格です。
VBA(Visual Basic for Applications)は、ExcelなどのOffice製品で使えるプログラミング言語のことです。

繰り返し作業を自動化したり、複雑な処理をボタン一つで実行できるなど、業務効率化の手段として注目されています。

この試験では、VBAの仕組みを知っているだけでなく、実際に正しいコードを書けることが求められます。
ただの暗記ではなく、実際の動作を理解してコードを組み立てる力が必要です。

◼︎ベーシックとスタンダードの違い

VBAエキスパートには、「ベーシック」と「スタンダード」という2つのレベルがあります。

内容や難易度が異なるため、自分のスキルや学習状況に応じてどちらを受験するかを選びます。

区分内容の特徴こんな方におすすめ
ベーシック変数、条件分岐、繰り返し処理などの基本構文が中心VBAを初めて学ぶ人、基礎をしっかり固めたい人
スタンダードユーザーフォーム、データベース処理、関数との連携など実務でVBAを活用している人、応用力を高めたい人

どちらのレベルから受験してもOKですが、VBAを基礎から学びたい方には「ベーシック」からの受験がおすすめです。

◼︎試験形式(2025年7月時点)

  • 試験形式:CBT方式
    全国の会場を予約してパソコンで受験する形式です。
    決まった試験日などはなく、自分の都合に合わせて予約できるので、比較的受けやすいのが特徴です。
  • 試験時間:50分
  • 出題形式:実技操作式
    画面上の指示に従って、実際にVBAコードを入力・修正して解答します。
  • 合格基準:700点以上/1000点満点
  • 受験料:13,200円(税込)
    ※割引価格:11,880円(税込)

◼︎出題範囲(2025年7月時点)

VBAエキスパート(ベーシック)では、VBAの基本的な構文や構造に関するスキルが問われます。

出題範囲は公式に定められており、主に以下のような項目が含まれます。

カテゴリ主な内容
マクロとVBAの概念VBEの使い方、セキュリティレベル
マクロ記録マクロ記録とは、活用方法
モジュールとプロシージャモジュール、プロシージャ、コメント
VBAの構文オブジェクト式、ステートメント、関数、演算子
変数と定数変数の宣言・代入、変数の適用範囲、定数とは
セルの操作Offset、Resize、Copy、セルの表示形式
ステートメントIf文、For〜Next、With
関数日付や時刻、文字列・数値操作
ブックとシートの操作ブックの保存、複数ブック操作、シートの挿入・移動・削除・コピー
マクロの実行VBEからの実行、ダイアログボックス、シート上にボタンを配置

公式テキストを一通り学習すれば、出題範囲は十分カバーできます。

また、操作内容はすべてVBE(Visual Basic Editor)上での入力が中心なので、実務でマクロを使っている方にとってはなじみやすい内容です。

2.VBAエキスパート(ベーシック)に挑戦した理由

社会人になってから、業務の中で少しずつマクロやVBAを使うようになり、「もっと自信を持って書けるようになりたい」と感じるようになりました。

そこで挑戦したのが、VBAエキスパート(ベーシック)です。

◼︎社内講座がVBAを学ぶきっかけになった

私が初めてVBA本格的にふれたのは、参加した社内の2日間講座でした。
それまでは「マクロの記録」を少し使ったことがある程度で、自分でコードを書く経験は他のプログラミング言語も含めて全くありませんでした。

講座では、VBE(Visual Basic Editor)の使い方や変数の基本から始まり、条件分岐(If文)や繰り返し処理(For文やDo While文)など、VBAの基本構文を一通り学ぶことができました

実際に手を動かしながらコードを書いたことで、「こうやって自動化できるんだ!」という発見があり、とても楽しかったのを覚えています。

ただ、講座は短期間だったこともあり、学んだ内容が本当に身についているかは自信が持てない部分もありました
基本的な文法はわかったつもりでも、「自分一人でコードが書けるか」となると、少し不安が残っていたため、資格勉強を通じて体系的に学びたいと思いました。

◼︎実務でコードの読みやすさを意識するようになった

社内講座を受けたあと、少しずつVBAを実務でも使うようになりました。
ルーティン作業を自動化したり、自分用のマクロを作ったりと、業務の中で書く機会は増えていきました。

最初のうちは「思い通りに動けば良い」と思っていたコードも、時間が経つにつれ、「後から読むと分かりづらい」「もっと短く書けるのでは」と感じる場面が増えていきました。

変数の付け方や処理の順番、無駄のない書き方など、コードの「見た目」や「伝わりやすさ」を意識するようになったのです

動くことはできても、それが正しい書き方なのか、効率的なのかが分からない中だったので、基礎に立ち返って学ぶことを決意しました。

◼︎副業で信頼を得るためにスキルを形にしておきたかった

私は副業で、Excelマクロを使った業務効率化のサポートや小さなツールの作成などを請け負っています。
ただ、クライアントとのやりとりの中で「VBAが使えます」と伝えるだけでは、そのレベル感や範囲がなかなか伝わりにくいと感じていました。

そこで、スキルを客観的に証明できる手段として、VBAエキスパートの資格が役立つのではと考えました。
特にベーシックでは、文法や構文、処理の流れといった「マクロの土台」となる部分が問われるので、基礎をおさえている証明になります。

「信頼されるスキルとして見せられるようにしたい」という気持ちが、受験を後押ししてくれました。

3.試験までの勉強法とスケジュール

◼︎使用した教材と学習方法

試験対策に使ったのは、VBAエキスパート公式テキスト(ベーシック)と、アオテンストアで購入できる模擬試験ソフトの2つです。

まず取り組んだのが、公式テキストです。

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感想(7件)

これは試験範囲を網羅していて、学習順序も試験の出題構成に沿っているので、1冊やりきるだけで合格ラインには十分届く内容だと感じました。

特に、章末にある練習問題が本番を意識したつくりになっているので、繰り返し解くことで理解が深まります。

一通りテキストを終えたあと、アオテンの模擬試験ソフトも活用しました。
実際の試験とそっくりな画面・操作感で演習ができるので、「本番形式に慣れる」という意味で非常に効果的です。

時間配分や問題のクセをつかむのにも役立ちました。

◼︎学習期間とスケジュール感

学習を始めたのは受験の約1か月前でしたが、それ以前から業務や副業でVBAにふれていたこともあり、完全なゼロからのスタートではありませんでした。
とはいえ、文法の抜けや理解のあいまいな部分もあったため、基礎を整理し直すつもりで勉強を始めました。

実際に試験対策として勉強したのは、平日のスキマ時間を中心に、合計5時間ほどです。
テキストは通読というより、「気になる章を重点的に読む → 練習問題を解く」という流れで、部分的に絞って学習しました。

まとまった勉強時間が取れない方でも、自分のVBA経験と照らし合わせて、足りない部分に集中すれば十分対応できる内容だと思います。

◼︎模擬試験は使った方がいい?

私は今回、アオテンストアで購入できる模擬試験ソフトも使いました。
実際の試験画面とほぼ同じ構成になっていて、本番の雰囲気を体験しながら練習できる点が大きなメリットです。

テキストで一通り内容を学習したあと、この模擬試験を使って「制限時間内に解けるか」「どこでつまずくか」をチェックしました。

実技試験は“慣れ”も重要なので、本番形式の演習はおすすめです

ただ、VBAの基本文法や実務経験がある程度ある人であれば、模擬試験は必須ではないと感じました。
私の場合、実際の業務でコードを書く機会があったこともあり、模擬試験は1回試しただけで十分だと判断しました。

VBAエキスパートを機に初めて勉強する方は、実践の場として活用することをおすすめします!

4.試験当日の振り返り

◼︎試験会場と当日の流れ

私は近くのオデッセイCBT試験会場で受験しました。

会場はパソコン教室の一室のような環境で、予約時に選んだ時間にあわせて到着すれば、受付から10分ほどで試験がスタートします。

受付では本人確認と簡単な説明を受けたあと、試験用のPCブースに案内されます。
試験は50分間で、途中退室や休憩は基本的にできません

操作自体は普段のExcel+VBEとほぼ同じなので、特別な準備や環境に戸惑うことはありませんでした。
試験終了後はすぐにスコアレポートが印刷され、その場で合否がわかるようになっています。

◼︎試験問題の印象と難易度

試験問題の形式は、選択式(単一・複数)やドロップダウン、穴埋め記述式など様々ありました。
操作自体はシンプルですが、問題文を正確に読み取って、求められている処理をしっかり理解する必要があります。

印象としては、基本的な構文やVBAの考え方が理解できていれば、特に難しくはない内容でした。
たとえば、「If文で分岐する処理」「ループで特定のセル範囲を処理する」といった、実務でもよく使うテーマが多く出題されました。

ただし、記述式ではコードを正確に入力する力が問われるため、細かなスペルミスや文法の抜けに注意が必要です。

試験そのものの難易度は決して高くありませんが、落ち着いて読む力と丁寧に書く力が求められる試験だと感じました。

5.まとめ

今回、VBAエキスパート(ベーシック)の試験勉強を通して得られた一番の成果は、「あいまいだった基礎をしっかり整理できたこと」です。

たとえば「定数と変数の違い」や「メソッドとは何か」といった部分も、これまでなんとなくで済ませていたところを、きちんと理解し直すことができました。
特別にたくさんの時間をかけたわけではありませんが、テキスト1冊と模擬試験だけでも、得られる気づきは十分ありました

「ベーシック」という名前の通り、VBAの土台を確認したい人にはちょうどいい試験だと思います。

VBAに興味がある方、マクロを学び始めたばかりの方、そして「このまま独学で大丈夫かな…?」と感じている方にとって、学びを一度立ち止まって整理する機会になるはずです。

気になった方は、まずはテキストを書店などで眺めてみてください!

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