【Python入門】Google Colabのセル操作&簡単な計算にチャレンジ

ようこそ♪ささぽんのPython教室へ。
難易度:★☆☆☆☆
学べること:
・Google Colabでのセルの追加方法
・四則演算・べき乗などの計算方法
・コメントの書き方
この記事を読むと、Google Colab上でセルを使って簡単な計算を実行できるようになり、Pythonの基本的な操作感を掴めるようになります。

この記事は以下のような方におすすめです!
・Google Colabのノートブックは作ったけれど、次に何をすればよいか分からない方
・Pythonのコードを一度も書いたことがなく、まずは簡単な体験から始めたい方
・プログラミング学習の最初の一歩として、手を動かしながら理解を進めたい方
記事の最後に、今回の内容をまとめた練習用ノートブックを用意しています。
記事の復習に活用してみてください!
目次
1.事前準備
■前回のおさらい
2.実践:Google Colabのセルで計算してみよう
■Step1.新しいセルを追加して、計算させてみる
■Step2.四則演算を試してみる
■Step3.べき乗と切り捨て除算にチャレンジ
■Step4.コメントを書いてみる
■Step5.セルを整理する(削除・並べ替え・保存)
1.事前準備

■前回のおさらい
前回の記事では、Google Colaboratoryのアカウント登録からノートブックの作成までを解説しました。まだノートブックを準備していない方は、先に以下の記事をご覧ください。
2.実践:Google Colabのセルで計算してみよう

ここからは、実際に手を動かしながら進めていきます。前回作成したノートブックを開いた状態で、続けてご覧ください。
■Step1.新しいセルを追加して、計算させてみる
まずは、新しいセルを追加するところから始めます。
画面の左上に「+ コード」というボタンが表示されているので、クリックしてください。新しいコードセルが1つ追加されます。

セルを追加できたら、以下のコードをコピーして貼り付けてください。
# 1 + 1 を計算します
1 + 1貼り付けたら、セル左側の再生ボタン(▷)をクリックするか、キーボードで「Shift+Enter」を押して実行します。セルの下に「2」という結果が表示されれば成功です。

このようにセルに数式を書いて実行するだけで、Pythonがその場で計算してくれます。まずは動かし方と結果の確認のし方に慣れましょう。
■Step2.四則演算を試してみる
足し算ができたところで、他の計算も試してみましょう。新しいセルを追加し、以下のコードを貼り付けて実行してください。
# 引き算
10 - 3
# 掛け算
4 * 6
# 割り算
20 / 4実行すると、最後の行である「20 / 4」の結果、「5.0」だけがセルの下に表示されます。Colabのセルは、複数行のコードを書いた場合、一番最後の行の結果だけを表示する仕組みになっているためです。それぞれの計算結果を個別に確認したい場合は、1行ずつ別のセルに分けて実行するとよいでしょう。
記号については、掛け算が「*」、割り算が「/」で表される点に注意してください。算数で使う「×」「÷」とは異なる記号を使うのが、プログラミング特有のルールです。
■Step3.べき乗と切り捨て除算にチャレンジ
四則演算に慣れてきたところで、少し発展的な計算も試してみましょう。
# べき乗(2の10乗)
2 ** 10
# 切り捨て除算(17を5で割った商)
17 // 5「**」は、べき乗(累乗)を表す記号です。「2 ** 10」は2の10乗を意味し、実行すると「1024」という結果が返ります。
また、「//」は切り捨て除算と呼ばれ、割り算の結果から小数部分を切り捨てた整数のみを求めます。17を5で割ると3あまり2なので、「17 // 5」と書けば、17を5で割った商である「3」が表示されます。
ここで、これまでの内容を使って、身近な数字で計算をしてみましょう。以下のコードの「1990」の部分を、ご自身の生まれた年に書き換えて実行してみてください。
# 生まれた年から、今年で何年経ったかを計算します
2026 - 1990コードの一部を書き換えて実行する、という操作も、この機会に慣れておくとよいでしょう。
■Step4.コメントを書いてみる
ここまでのコードの中に、「#」から始まる行がいくつか登場していたことにお気づきでしょうか。これはコメントと呼ばれるもので、コードの内容についてのメモを残すために使います。
# 長方形の面積を計算しています
5 * 8このコードを実行すると、結果として「40」が表示されますが、1行目の「# 長方形の面積を計算しています」という文字は出力に影響しません。「#」より後ろの部分は、Pythonの処理からは無視される仕組みになっているためです。
コメントは、後から自分でコードを見返したときに内容を思い出しやすくするためのものです。数行程度の短いコードであれば省略しても問題ありませんが、計算の目的を書き添えておく習慣をつけておくと、コードが複雑になったときに役立ちます。
■Step5.セルを整理する(削除・並べ替え・保存)
最後に、セルの整理方法を確認しておきましょう。ここまでの作業で、ノートブックには複数のセルが並んでいるはずです。
不要になったセルを削除するには、セルの右上に表示されるメニュー(縦に並んだ点のアイコン)から「セルを削除」を選択します。

また、セルの順番を入れ替えたい場合は、同じメニューにある上下の矢印アイコンを使うと、セルを上下に移動できます。
作業がひと段落したら、忘れずに保存しておきましょう。Google Colabはファイルを自動的にGoogleドライブへ保存しますが、キーボードで「Ctrl+S」(Macの場合は「Cmd+S」)を押すことで、任意のタイミングで手動保存することも可能です。
3.まとめ

■四則演算・べき乗・切り捨て除算のおさらい
Google Colabのセルは、新しいセルを追加して数式を書くだけで、その場で計算を実行できます。四則演算では「*」が掛け算、「/」が割り算を表し、算数の記号とは異なる点に注意が必要です。「**」でべき乗、「//」で切り捨て除算ができます。
| 計算の種類 | 記号 | 使用例 | 結果 |
| 足し算 | + | 1 + 1 | 2 |
| 引き算 | – | 10 – 3 | 7 |
| 掛け算 | * | 4 * 6 | 24 |
| 割り算 | / | 20 / 4 | 5.0 |
| べき乗 | ** | 2 ** 10 | 1024 |
| 切り捨て除算 | // | 17 // 5 | 3 |
■コメントの書き方のおさらい
「#」から始まる行はコメントとして扱われ、計算結果には影響しません。後から自分でコードを見返したときに内容を思い出しやすくするために、計算の目的を書き添えておくと役立ちます。
■学習の活用イメージ
今回学んだ計算の仕組みは、この先データを扱ったり、条件分岐やループを学んだりする際の土台になります。
まずは「セルの使い方」と「簡単な計算の書き方」を身に着けることが、次のステップに進むための必須項目です。
最後に
ここまでの内容を、実際に手を動かして復習してみましょう。
■練習問題1:ドル円換算
1ドル=150円として、100ドルを日本円に換算する計算をしてみましょう。
# 1ドル=150円として、100ドルを日本円に換算します
100 * 150掛け算の記号「*」を使い、ドルの金額に為替レートを掛けることで、日本円に換算した金額を求められます。
■練習問題2:10年後の年齢計算
現在の年齢に10を足して、10年後の自分の年齢を計算してみましょう。あわせて、コメントで何を計算しているかも書き添えてみてください。
# 10年後の自分の年齢を計算します
30 + 10現在の年齢の部分は、ご自身の年齢に置き換えて実行してください。コメントを添えることで、後から見返したときにも計算の目的がすぐに分かるようになります。
■練習用ノートブック
今回の内容をまとめたノートブックを配布しています。ご自身の内容と見比べながら、復習に活用してください。
ダウンロード最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の講義でお会いしましょう!
